女性のための栄養学

爪が薄くて割れやすいんです。爪に良い食事はありますか?

爪が薄くて割れやすいんです。爪に良い食事はありますか?

女性のオシャレの一つとして欠かせないのが、キレイな爪ですよね。しかし、ネイルカラーを塗ったり磨いたりと楽しい反面、薄くなったり変形したりと、悩みも多く聞かれます。

■爪をつくる栄養素

みなさんは、爪がどんな栄養素でできているのかご存知でしょうか。
爪は硬いのでカルシウムかと思われがちですが、実は、爪は主に皮膚と同じたんぱく質(ケラチン)でつくられています。

健康でつややかな爪にするためには、主成分のたんぱく質はもちろん、ビタミンやミネラルも必要。また、意外に思われるかもしれませんが、亜鉛や鉄分も不可欠なんですよ。

【美しい爪のために必要な栄養素】

●たんぱく質…爪の主成分
●ビタミンE…血行を良くし、つやのある爪をつくる
●ビタミンB群、カルシウム…丈夫な爪をつくる
●ビタミンD…カルシウムの吸収を高める
●亜鉛…不足すると爪がもろくなり、白い斑点ができる
●鉄分…不足すると爪が反り返る


■キレイな爪を作り出すための食事

まず一番基本となるたんぱく質ですが、魚類・肉類・卵・大豆製品などに含まれます。動物性のものと植物性のものどちらかに偏らず、半々になるようにとるのが健康のためにも理想的。
さらにバランスを考えるのであれば、食べ物からしかとれないすべての必須アミノ酸を含む食品を選ぶのがよいでしょう。豚ロース・卵・牛乳・アジ・鮭などがその食品です。

そして上記のたんぱく質を含む食品に、以下のような食品を加えることでビタミンやミネラルなども取り入れましょう。

●ビタミンE…たらこ、アーモンド、植物油(ひまわり油やサフラワー油)、南瓜、アーモンドなど
●ビタミンB群…レバー、豚肉、大豆製品、うなぎなど
●カルシウム…牛乳、乳製品、大豆製品、小松菜、ひじき、ししゃもなど
●ビタミンD…魚類
●亜鉛…かき貝、ホタテ、肉類、卵など
●鉄分…レバー、あさり、大豆製品、小松菜、きくらげなど

このように紹介すると食材の数が多いと感じられるかもしれませんが、これからの季節は鍋がオススメ。かき貝や肉類、豆腐も使いやすく、野菜もたっぷり入れることができますからね。

これらの栄養素は、選択肢の一つとしてサプリメントで補うことももちろん可能ですが、基本は食事からというのはくれぐれもお忘れなく!


■健康につくられた爪でも、ケアは大切

爪は皮膚が硬化したものなので、乾燥には弱い部分。せっかく食事に気を付けて健康な状態で生えた爪でも、ケアを怠ってしまっては台無し。こまめにクリームなどで保護・保湿をしましょう。

私も書き物をすることが多く、ペンの圧力で割れてしまい二枚爪になってしまうことがよくあります。なにげない日常の行動でもトラブルの原因になり得るのですね。

みなさんも美味しい食事で栄養をたっぷりとって、きれいな爪をめざしてくださいね!

回答してくれるのは・・・

札幌マタニティ・ウィメンズホスピタル 管理栄養士 藤野美幸さん

札幌マタニティ・ウィメンズホスピタル 管理栄養士 藤野 美幸さん

釧路市出身。光塩学園女子短期大学食物栄養科卒業。病院勤務などを経て、管理栄養士の資格取得。現職に就いて9年目。現在は妊婦さんの栄養指導・赤ちゃんの離乳食指導等を行っている。